森林が伐採されて木炭が製造されています。
モザンビークの公用語はポルトガル語です。
街の至る所にポルトガル統治時代の名残があります。
交通網のインフラがまだまだ整備されていないため、
移動が一苦労です。
一日で600km移動しました。
腰が痛いです。
家庭では木炭を使用しています。
週に2便の列車は木炭で一杯になります。
木は大量に伐採されています。
大きな木はどんどん少なくなっています。
生活を維持するためには自然を犠牲にする。
ちょっとした仕組みを作る事ができれば改善する事があります。
環境の最前線は現場をみなければ始まらない。
そして永続的に回る仕組みを構築しなければならない。
私は、環境プロジェクトは美しい作品にした時に成り立つと考えています。
ビジネスの仕上がりにもどこかに美しさに拘っています。
サモアの朝です。
緑が濃いです。
現地政府と様々な面談を行い、そしてフィールドで作業します。
海外で格好よく仕事しているイメージを持たれる時もありますが、実際は泥臭いお仕事ばかりです。
文字通り泥まみれにもなります。
再開発コンサルタントとは再開発を行うためのコンサルです。
では開発コンサルタントとは何でしょうか?
もはや名前と意味が合致ししていないかもしれないですね。
開発途上国の開発課題解決の支援ということで、略して開発コンサルタントという広い意味でとらえてよいのだと思います。
ソフト系とハード系に大別されますが、その垣根も段々と低くなっているようです。
環境開発コンサルタントもいれば、教育、農業、食、医療、土木、防災、交通、橋梁等に特化した開発コンサルもあります。
ブルーフロンティア株式会社は、開発コンサルの中でも業種を絞った専門開発コンサルタントです。
開発コンサルタントに求められる才能は何でしょうか?
専門知識は勿論、報告書書き?経費精算の方法?グローバルネットワーク?
多分そんなことだけではなく、総合力なのでしょう。
自分よりも遥かに年上の方達や現地の要人を相手にこちらの求める方向に持って行く交渉力。
場の流れを読んで素早く行動する事。
幾つかの選択肢の中から何かを選ばなくてはならない。
それらは経験であり人間力であるのでしょう。
こればっかりは机上で学ぶ事はできません。
旅行鞄は、頑丈、機能性、安全性、軽さ、デザイン等色々な要素を求められます。
遠くからサラートが聞こえてきます。
インドネシアは5,110kmと東西に非常に長く、また世界最多の島嶼を抱える国です。
世界四位の2億3千万人の人口。
イスラム教徒は1億7千万人で世界最大のイスラム国です。
開発コンサルタントの仕事で気をつけなくてはならないのは、男女や人種の差のみならず宗教への配慮も求められます。
宗教にはそれぞれの戒律がありそして服装や食べ物にも密接に関係しています。
今日はジャカルタに滞在です。
明日は地震、津波の被災地アチェ州に向かいます。
北九州市のアジア低炭素化センターのお話を伺いました。
とにかく進んでいますね。
北九州市は例えば水ビジネスも、JICAやODAだけに頼らずに独自のネットワークも構築し既に事業化しています。
インドネシア第二の都市スラバヤだけ幾つものプロジェクトを進められています。
また将来巨大化するであろう水ビジネスにいち早く先鞭を付けてカンボジアとのプロジェクトを推進されています。
アジアの環境のハブになるようにCO2削減も含めて様々な取り組みを実施しています。
アジアの中でも中国、インドネシア、ベトナムとの太いパイプは凄いですね。
Bilateral Offset Credit Mechanismも進めています。
大変刺激になりました。
どうして北九州市はそんなに進んでいるのか?
技術移転マネジャーの飯塚さんは「危機感」「リーダーシップ」と明確に仰られていたのが印象的でした。
「民ー産ー学ー官」のネットワーク。
アジアの中の日本。
「アジアグリーンイノベーション」の推進を全国の模範として邁進していって欲しいと願います。
塚田教授もポスト議定書の流れについてお話しされました。COP17で進展が無かった場合においては国際間のクレジット取引はよりregional色が強くなるとの予測をされていました。二国間クレジットもそうですが、日本独自のカーボンオフセットやコーズマーケティングが進んで行くと仰っていました。
パネルディスカッションも中々白熱しました。
お話はVIDEOでもご覧戴けます。
http://www.ustream.tv/recorded/18773717
西に向かう長距離列車に乗り込みます。
ある意味車内は集中できるオフィス代わりにもなります。
各地に飛んでいるスタッフから様々な報告が舞い込んできます。
便利な時代になりました。
携帯電話とWifeがあれば多くの場所で仕事ができてしまいます。
徹底的に合理化し時間の有効活用を図ります。
環境の仕事は奥が深くそして楽しい。だから熱中してしまいます。
12月1月は海外プロジェクトを推進する為に奔走しなくてはなりません。
時間が欲しい。切にそう思います。
ゆっくりと歩いている人達を足早に追い越し
擦り切れる程働いても24時間の時間を増やす事はできません。
いよいよ解散総選挙。
選挙活動を応援する時間をどうやって確保するか?
目下の悩みです。
政治は環境に大きく影響を与えます。
大切に進めなくてはなりません。
時間を貯蓄することができればいいのに。
昨日の記者会見には雑誌社60社もご参加戴きました。
心よりお礼申し上げます。掲載していただきましたらこの場でもご報告させていただきますね。
富士山を横目に一路岡山に向かいます。
地方紙はある意味読み応えがあります。
全国紙を読むと同時に地方紙も読んでいます。
名古屋の売店で中日新聞を買いました。
やはり多くは衆院解散のドタバタ劇について書かれています。
特に、太陽の党と合流を発表した減税日本との約束を、翌日には白紙撤回された「名古屋飛ばし」に怒っている市民の声が中心に書かれています。かつての盟友大村知事は維新の会顧問を辞任して村・村コンビ復活の兆しです。
混迷を極める政界。
争点を原発のみにするべきではありません。
TPPも消費税も人命に関わるからです。失業率の増加はすぐに自殺者の増加に直結しているからです。TPPを批准したことによるインパクトはとてつもなく大きい。
批准することによる日本全体の経済寄与は大きい。TPP参加に納得できない業界、人も多いでしょう。しかしその声を反映する事が民主主義の根幹でもあるはずです。これを国民的な議論を経ないで通過させてはなりません。
政治は、防衛、経済、教育、環境等全てに絶大なる影響力を持ちます。しかし環境問題も政治に大きな影響を与え合っているのだと考えます。水不足問題、サイレント津波は防衛にも密接に関係しています。
だからこそ今度の選挙は慎重に判断したいものです。
昨日機会があり石破幹事長のお話を直接聞かせていただきました。
日本のエネルギー政策について大変興味深いお話でした。
原子力発電をどうするのか?
これは大きく意見が分かれる所です。
しかし事実として、原発が停止している現時点において毎日100億円が火力発電所を動かす為のオイルを輸入する為に使われている。
これは大変大きな経済的損失です。
経済面だけでなく人命という観点からも、大型の再生可能エネルギー発電施設の増加が必要なのでしょう。バイオマス発電所も発電効率が良い大型のプラントは100−150億円程度で建設できます。
この動きを加速させて、化石燃料を使用せずに更に国内に資金が回るようにもした方が良いですね。
さて、来週からは島嶼国に出かけます。
帰ってきたら再び東南アジアに出張です。
年内は再び出入りが激しそうです。
幼い頃に父に言われた二つの事があります。
アフリカでダムを作るようなスケールの大きいことをやれ。
物価は上がっても何十年も価格が変わらない玉子の生産のような、人々に役に立つことをやれ。
時代は流れて環境負荷の大きい大規模ダムはさすがにできませんが、開発コンサルタントとして代替のプロジェクトは実施しています。
来年からブルーフロンティアでは新しいプロジェクトを始めることが決まりました。
念願だったアフリカでのプロジェクトもモザンビークに続いてケニアで開始します。中々タフな現場ですが楽しみです。
ペルーでのプロジェクトは初めてです。信頼する仲間達とやり遂げたいと思います。
更にインドネシアとベトナムで大変意義のある大型プロジェクトに参画いたします。
それぞれ分野が異なる事業です。
既に走っている海外プロジェクトに加わるので来年は出張が増えます。
プロジェクトマネージメントをしっかりと行います。
体は一つ、1日は24時間しかないですからね。
そろそろ次の旅の支度を始めます。
晴天の横浜。ベイブリッジを通りコクリコ坂記念で掲揚されているマリンタワーの旗を眺めながら羽田空港に向かいました。