sarato

遠くからサラートが聞こえてきます。

インドネシアは5,110kmと東西に非常に長く、また世界最多の島嶼を抱える国です。

世界四位の2億3千万人の人口。

イスラム教徒は1億7千万人で世界最大のイスラム国です。

開発コンサルタントの仕事で気をつけなくてはならないのは、男女や人種の差のみならず宗教への配慮も求められます。

宗教にはそれぞれの戒律がありそして服装や食べ物にも密接に関係しています。

今日はジャカルタに滞在です。

明日は地震、津波の被災地アチェ州に向かいます。

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let`s get started

さてそろそろフィールドに出る時期になりました。

今晩羽田空港からインドネシアに向かいます。

さて今度の旅は何が待ち受けているのでしょうか?

未だ見ぬ世界に。開発コンサルタントの仕事は現場に出ないと始まらないですね。

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すごいぞ北九州市

北九州市のアジア低炭素化センターのお話を伺いました。

とにかく進んでいますね。

北九州市は例えば水ビジネスも、JICAODAだけに頼らずに独自のネットワークも構築し既に事業化しています。

インドネシア第二の都市スラバヤだけ幾つものプロジェクトを進められています。

また将来巨大化するであろう水ビジネスにいち早く先鞭を付けてカンボジアとのプロジェクトを推進されています。

アジアの環境のハブになるようにCO2削減も含めて様々な取り組みを実施しています。

アジアの中でも中国、インドネシア、ベトナムとの太いパイプは凄いですね。

Bilateral Offset Credit Mechanismも進めています。

大変刺激になりました。

どうして北九州市はそんなに進んでいるのか?

技術移転マネジャーの飯塚さんは「危機感」「リーダーシップ」と明確に仰られていたのが印象的でした。

「民ー産ー学ー官」のネットワーク。

アジアの中の日本。

「アジアグリーンイノベーション」の推進を全国の模範として邁進していって欲しいと願います。

塚田教授もポスト議定書の流れについてお話しされました。COP17で進展が無かった場合においては国際間のクレジット取引はよりregional色が強くなるとの予測をされていました。二国間クレジットもそうですが、日本独自のカーボンオフセットやコーズマーケティングが進んで行くと仰っていました。

パネルディスカッションも中々白熱しました。

お話はVIDEOでもご覧戴けます。

http://www.ustream.tv/recorded/18773717

開発コンサルタント ブルーフロンティア

tomorrow is another day

西に向かう長距離列車に乗り込みます。

ある意味車内は集中できるオフィス代わりにもなります。

 

 

各地に飛んでいるスタッフから様々な報告が舞い込んできます。

便利な時代になりました。

携帯電話とWifeがあれば多くの場所で仕事ができてしまいます。

徹底的に合理化し時間の有効活用を図ります。

 

環境の仕事は奥が深くそして楽しい。だから熱中してしまいます。

121月は海外プロジェクトを推進する為に奔走しなくてはなりません。

時間が欲しい。切にそう思います。

ゆっくりと歩いている人達を足早に追い越し

擦り切れる程働いても24時間の時間を増やす事はできません。

 

 

いよいよ解散総選挙。

選挙活動を応援する時間をどうやって確保するか?

目下の悩みです。

政治は環境に大きく影響を与えます。

大切に進めなくてはなりません。

時間を貯蓄することができればいいのに。

 

地方新聞

昨日の記者会見には雑誌社60社もご参加戴きました。

心よりお礼申し上げます。掲載していただきましたらこの場でもご報告させていただきますね。

 

 

富士山を横目に一路岡山に向かいます。

 

地方紙はある意味読み応えがあります。

全国紙を読むと同時に地方紙も読んでいます。

 

名古屋の売店で中日新聞を買いました。

やはり多くは衆院解散のドタバタ劇について書かれています。

特に、太陽の党と合流を発表した減税日本との約束を、翌日には白紙撤回された「名古屋飛ばし」に怒っている市民の声が中心に書かれています。かつての盟友大村知事は維新の会顧問を辞任して村・村コンビ復活の兆しです。

混迷を極める政界。

争点を原発のみにするべきではありません。

TPPも消費税も人命に関わるからです。失業率の増加はすぐに自殺者の増加に直結しているからです。TPPを批准したことによるインパクトはとてつもなく大きい。

批准することによる日本全体の経済寄与は大きい。TPP参加に納得できない業界、人も多いでしょう。しかしその声を反映する事が民主主義の根幹でもあるはずです。これを国民的な議論を経ないで通過させてはなりません。

 

政治は、防衛、経済、教育、環境等全てに絶大なる影響力を持ちます。しかし環境問題も政治に大きな影響を与え合っているのだと考えます。水不足問題、サイレント津波は防衛にも密接に関係しています。

だからこそ今度の選挙は慎重に判断したいものです。

energy strategy

昨日機会があり石破幹事長のお話を直接聞かせていただきました。

日本のエネルギー政策について大変興味深いお話でした。

原子力発電をどうするのか?

これは大きく意見が分かれる所です。

しかし事実として、原発が停止している現時点において毎日100億円が火力発電所を動かす為のオイルを輸入する為に使われている。

これは大変大きな経済的損失です。

経済面だけでなく人命という観点からも、大型の再生可能エネルギー発電施設の増加が必要なのでしょう。バイオマス発電所も発電効率が良い大型のプラントは100−150億円程度で建設できます。

この動きを加速させて、化石燃料を使用せずに更に国内に資金が回るようにもした方が良いですね。

さて、来週からは島嶼国に出かけます。

帰ってきたら再び東南アジアに出張です。

年内は再び出入りが激しそうです。

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preparations for a journey

幼い頃に父に言われた二つの事があります。

アフリカでダムを作るようなスケールの大きいことをやれ。

 

物価は上がっても何十年も価格が変わらない玉子の生産のような、人々に役に立つことをやれ。

時代は流れて環境負荷の大きい大規模ダムはさすがにできませんが、開発コンサルタントとして代替のプロジェクトは実施しています。

 

来年からブルーフロンティアでは新しいプロジェクトを始めることが決まりました。

念願だったアフリカでのプロジェクトもモザンビークに続いてケニアで開始します。中々タフな現場ですが楽しみです。

ペルーでのプロジェクトは初めてです。信頼する仲間達とやり遂げたいと思います。

更にインドネシアとベトナムで大変意義のある大型プロジェクトに参画いたします。

それぞれ分野が異なる事業です。

既に走っている海外プロジェクトに加わるので来年は出張が増えます。

プロジェクトマネージメントをしっかりと行います。

体は一つ、1日は24時間しかないですからね。

そろそろ次の旅の支度を始めます。

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トラブル

晴天の横浜。ベイブリッジを通りコクリコ坂記念で掲揚されているマリンタワーの旗を眺めながら羽田空港に向かいました。

 
 
掲示板をみると、私の乗る便は満席とのこと。
早めに予約をしておいてよかったと思いながらチェックインカウンターに。
 
 
「お客様予約が入っているのは明日の便ですが。。。」
 
 
 
旅にはトラブルがつきものである。
 
 
今日も明日も講演会が入っています。
会場には期待して待ってくださっている方々がいらっしゃる。そして主催してくださった方に申し訳が立ちません。
まずは連絡して事情をお伝え致しました。
 
銭金ではありません。
信頼を失ってはなりません。
流してしまう事はできません。
どうしても乗らなくてはなりません。
 
 
空席待ちをしました。
6人待ちでした。どうにか乗れるかなと思ったら、
5人の方が乗ることができました。
 
人生そんなもんです。
 
 
第2案第3案を予め用意しておきました。
近隣の別の飛行場への便を予約しておきました。
そこから車で向かえば何とかなりそうです。
 
ホテルも帰りの便も全て一日ズレて手続きされていました。
 
トラブルが起こったときどのような対応をするか?
どのような態度をとるか?
何を最優先するか?
 
あってはならない事が何故か回避できずに起きてしまうので、危機管理能力はいつも磨いていないとならないですね。

 

disaster prevention

開発コンサルタントの多くはアジアでの業務を行なっています。

ブルーフロンティアもアジアの開発途上国での仕事が多いので、台風などの自然災害に対峙しなくてはなりません。

 

環境専門の開発コンサルタントとして、防災は業務に含まれます。

それは、気候変動による洪水や台風も勿論含まれるため、防災の為の機器の設置や、復興の支援も行なっています。

台風30号は、上陸した台風では史上最大規模でした。

disaster managementの大切さ。痛感します。

被災者にお見舞い申し上げるとともに一日も早い復興をお祈りいたします。

 

Business Call to Action Forum Tokyo 2013

フォーラムのご案内です。 (以下転写)
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      Business Call to Actionフォーラム東京2013
 
開発途上国の人々の生活を向上するビジネス革新
 
開催のご案内
=================================
 
民間企業がビジネスを通じて、貧困や環境問題などの社会課題の解決に寄与す
る取組みが世界的に増加しています。国連開発計画(UNDP)と7つの主要援
助機関が2008年より実施している「Business Call to Action (BCtA)」では、
開発成果と事業収益を両立する優れた取組みを80件以上承認し、革新的なビ
ジネスモデルの普及と展開を支援してきました。
 
日本で初めて開催するBusiness Call to Actionフォーラムでは、BCtAに参加さ
れている日本企業に、国際的に高く評価されたビジネスモデルについて発表し
ていただきます。そして開発途上国の社会課題の解決に欠かせないビジネス革
新と実践的なアプローチについて議論します。
 
皆さまのご参加をお待ちしております。
 
【日 時】20131121日(木)16:3018:0016:00開場)
 
【場 所】JICA地球ひろば(JICA市ヶ谷ビル内)「国際会議場」
(東京都新宿区市谷本村町10-5
               http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
 
主 催:Business Call to Action (BCtA)、国連開発計画(UNDP)
後 援:一般社団法人日本経済団体連合会(予定)
 
参加費:無料  定員:120名  ※日英同時通訳あり
 
【お申込み方法】
下記ウェブサイトよりお申込み下さい。お申込み後に「受付のお知らせ」メール
が届きますので、そのメールのプリントアウトを、当日、受付にお持ち下さい。 
http://www.undp.or.jp/symposium/index.php?id=35
 
 
プログラム
 
1.開会挨拶(16:3016:35)
国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所次席代表 北川洋
 
2.ご挨拶(16:3516:40
米国大使館米国国際開発庁(USAID)開発協力担当参事官 ジェイ・シン氏
 
3.Business Call to ActionBCtA)のご紹介(16:4016:45
国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所広報・市民社会担当官 西郡俊哉
 
4.BCtA参加企業によるパネルディスカッション:
開発途上国の人々の生活を向上するビジネス革新(16:4518:00)
 
パネリスト:ユニ・チャーム株式会社常務執行役員CSR部長 橋紳哉氏
株式会社良品計画取締役生活雑貨部長 鈴木啓氏
味の素株式会社研究開発企画部専任部長(国際栄養)取出恭彦氏
伊藤忠商事株式会社広報部CSR・地球環境室長 小野博也氏
 
モデレーター:日本放送協会(NHK解説委員 道傳愛子氏
 
上記企業のBCtAに承認された取組み内容についてはBCtAホームページ
http://www.businesscalltoaction.org:英語)と下記プレスリリースをご参照下さい。
 
【ユニ・チャーム】
中東とアジアの3600万人の低所得層の女性に手ごろな価格で衛生用品を提供
 
【良品計画】
カンボジア、ケニア、キルギスの手工業者の商品開発を支援
 
【味の素社】
20万人の離乳期の子どもたちに栄養サプリメントを提供してガーナにおける栄養改善を推進
 
【伊藤忠商事/クルック】
「プレオーガニックコットン(POC)プログラム」でインド農家を支援
 

【お問い合わせ先】
UNDP駐日代表事務所 小原(おはら)・西郡(にしごおり)Tel.03-5467-4751

a good season for reading

読書の秋

最近読んだ本です。

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『民主主義がアフリカ経済を殺す』はとてもインパクトのある表題です。

中身も奇をてらったものではありませんでした。BOPビジネスの提唱者ですし、一読の価値はありそうです。

『世界を動かす 世界を変える』はtwitterの負の部分を見ずに、上辺を捉えている気がしてなりません。ツイッター創業者のビズストーン氏が序文を書いているのが意外です。伝達スピードの速さは素晴らしいです。それは災害時などには利用できますが、信憑性が乏しい点と、アラブの春のように、暴動の煽動に用いられた事に対する反省がないのが、ネット至上主義者の典型例のようです。

『わたしもがんでした』には、国民の二人に一人はなんらかの癌にかかり、三人に一人はがんで亡くなっているという事実。この事実に真摯に向き合わないとならないですね。

 

 

 

途上国開発とビジネスの双方に恩恵をもたらす「インクルーシブビジネス」の推進

UNDPのニューズレター10月号に当社スタッフが参加した、ケニアと南アフリカへのスタディ・ツアーの様子が掲載されました。

こちら

ブルーフロンティアでは、日本の優れた技術を開発途上国の開発課題解決の為に役立てる支援をさせていただいております。

BOPビジネス連携、中小企業基礎調査、案件化調査などへの積極的な支援を行なっています。