北陸へ

今から北陸へ向かいます。

 食と農林漁業の再生実現会議は、農林漁業を再生するための行動計画をまとめました。

16年度までの5年間を行動計画期間とし、営農規模の拡大や若い世代や女性の参入促進、加工や流通まで含めた成長産業化などを打ち出した。競争力向上に直結する規模拡大では、農地の集約化により、平地での営農規模を現在の平均の10倍以上にあたる20~30ヘクタールに拡大するという目標を掲げています。

気になるHOWの部分ですが、

「資金を提供する官民出資のファンドを設立するため、今年度中に具体策を検討すると」しています。補助金の財源は「自由化の恩恵を受ける企業や家計」が負担する事になりそうです。

自助改善努力がなければ補助金頼みの現行制度に不満を抱く多くの国民を説得する事はできません。ようやく具体的な方針がここに来て政府主導で提示されました。本来であればこの時期に来る前に農業界自ら改革案を取りまとめ政府への協力要請が強くあればbetterだったのだと思われます。このままではカロリーベースの食糧自給率が39%から14%に低下すると言われている中で若い就農者を増やす事が本当に可能なのか?行動計画の核になる部分はまだ不明です。具体的かつ現実的な方法を作る事ができるでしょうか?とりあえず農業についての大枠が決まって来ました。これをモデルにして漁業や医療等影響が甚大な業種への対応に弾みがつくと良いと思います。